このサイトは世界中の貧困地域、紛争地域に入って支援を続ける方と良き出会いがあったら、現地の方々の声、歌、絵、写真などの作品をお預かりして配信リリースし、その収益を現地へ全額、戻します。
現在はアフリカ、モザンビークのスラム、ペンバにて献身的な支援を続ける「モザンビークのいのちをつなぐ会」の榎本さんとやり取りしています。
貨幣価値に差があるので、こちらで1万円でも収益が出れば、そのお金を戻したときに、やれることは多く、いろいろな可能性が出てきます。
(zipに収まるものであればなんでも配信可能で、値段設定はもちろん、買い取り価格を購入者が自由に変更できるため東日本大震災での震災孤児・遺児支援のため開設された「DIY HEARTS」では、1ファイルが10万円で購入されるケースもありました。)
レコード産業がリードする20世紀型のポップシステムが半ば以上崩壊して中心軸を失った音楽界ですが、日本中、世界中の多様な音楽がオンラインあるいはオフラインでますます力強さを増しながら鳴り響き続けていることを、私たちは前の時代以上に、鮮明に知っています。
同時に、冷戦の終焉からアフガン、イラク戦争を経て、パックスアメリカーナに影が兆すなか紛争は広範囲に拡散し世界情勢もまた混迷を極めていますが、今という困難な時代はこれまで光が当たりづらかった世界の片隅から、思いがけない閃きや福音が立ち現れて来る、奇妙な希望を抱えた時代でもあります。
21世紀に入ってから、動画共有サイトなどで、遠く離れた国の、けしてプロミュージシャンではない子供たちやお年寄りの歌声を聴いて、あるいはSNSを介して、遠くの街の友達の絵や文章や写真に触れて、まるでちいさなひかりを受け取ったかのような、静かに高揚した気持ちになる、そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。なかなか出会う契機の無かった人に、言いようもない身近さを感じてしまう瞬間。命の感触に触れるとき。DIY WORLDでは、息づかいが伝わるような作品を介することで、ステレオタイプな貧困のイメージを越えて、少しでも素顔に触れられるような空間を作ってみたいのです。
向かい風は激しい。でも、このような時代だからこそ試みることが出来る新しいチャレンジが、たくさん現れて来ています。
このサイトはそんな願いのひとつです。
DIY WORLDは、世界中のスラムや戦場から、それぞれの歌が希望に向けて渡るための、小さな回路を、橋を架けたいと願います。
手探りの始まりですが、見守って頂ければ嬉しいです。
現在はアフリカ、モザンビークのスラム、ペンバにて献身的な支援を続ける「モザンビークのいのちをつなぐ会」の榎本さんとやり取りしています。
https://readyfor.jp/projects/tsunagukai